はじめに
講座では,AIによる音声認識や音声生成、音声合成などにMEMSマイクとデジタルアンプ・スピーカを使用します。MEMSマイクとデジタルアンプは,I2S (Inter IC Sound)と呼ばれるプロトコルで音声データを転送します。
MEMSマイクとデジタルアンプの配線
MEMSマイクとデジタルアンプをI2Sでマイコンに接続します。MEMSマイクには MSM261S4030H0R、デジタルアンプにはMAX98357Aを使用します。
ESP32にはI2Sが2チャネルあり、それぞれクロックとLR選択(Left, Rightチャネルの選択)、データの3本の信号線があります。マイクとデジタルアンプを両方同時に使うことはないため、クロックとLR選択は「共通」とし、マイクは「データ入力」、デジタルアンプは「データ出力」にそれぞれ配線します。ESP32のI2Sチャネルは、アンプをI2S_0、マイクをI2S_1とします。
・デジタルアンプ I2S_0: (CK,WS,DA) = (25,26,39)
・MEMSマイク I2S_1: (BCLK, LRC, DIN) = (25,26,27)
マイク入力、スピーカー出力
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